節税と脱税の違いはなんですか?

節税も脱税も基本的には、税金を少なくすると部分では同じです。
ただし、圧倒的に違うのが以下のポイントです。
・節税=法律(税法)の範囲内で行う、税金を少なくする行為
・脱税=法律(税法)の範囲を越えて、税金を少なくする行為
つまり、
・節税=合法行為
・脱税=違法行為
ということです。
よくあるのが、
言葉では「節税して下さい」と税理士に依頼するケースがありますが、
やってほしい依頼が、「ほぼ脱税して下さい」というケースは少なくありません。
そして、脱税を行うことは違法行為ですので、当然のように罰則もあります。
脱税を行った場合の罰則として、
重加算税という罰金的な税金が余分につきます。
重加算税の掛け率は、脱税した税金の35%~40%です。
例えば、100万円分の税金を脱税していた場合は、
発覚した100万円の税金+重加算税40万円の合計140万円を税務署から請求されるのです。
また、重加算税以外に、延滞税といって年利14.6%の利息もつけられてしまいます。
さらに、脱税は、起訴されて刑罰を受ける場合もありますので、本当に注意が必要です。
従いまして、税金を少なくしたい場合は、必ず、
脱税ではなく、節税を行うように心掛けて下さい。
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